- ものづくりの大変さを
体験したからこそ
営業をサポートできる - 営業企画部 営業推進課所属
2016年入社
入社してすぐに配属されたのは企画本部。ここは、竹虎のものづくりの中枢ともいえる部署で、新商品開発はもちろんのこと、発売中の商品の売れ行きを分析した上で、ラインナップを検討する一方、営業から上がってきた声を精査して、ものづくりに生かしていく役割を担っています。
企画本部で仕事をしていると、新商品を世に送り出すことがいかに大変であるかを痛感させられます。新商品のアイデアがあったとしても、それが市場のニーズに合っていなければ、お客さまからは選ばれません。また、ニーズに合致していても、調査をしていくなかで、「それほど必要なものではない」と判断すれば、白紙に戻すこともあります。
検討に検討を重ねて、ようやく「つくろう」と決定しても、製品化までは長い道のり。試作品をつくり、調査し、それを反映して改良し、また調査。そのくり返しです。
以前、ある商品の開発プロジェクトに加わりました。細かな部分まで綿密に分析と調査を繰り返し、試作品を作成して検討しました。発売されるまで実に1年以上。お客さまのことを第一に考え、納得のいくまでこだわり抜く。これが竹虎であり、私が誇りに思うものづくりの姿勢です。
入社3年目の春、営業企画部営業推進課に異動しました。ここは、メディカル事業部の売上を拡大させていくための役割を担っており、私を含めた4名の女性アシスタントが、受注業務や営業資料の作成、提案書の作成など後方支援的な業務を行っています。
これまでとは異なる仕事のため、悪戦苦闘の毎日。異動してすぐ、お客さまに送る納品書の日付を間違えるミスをしたことも…。その日は金曜日だったのですが、本来は月曜着のところを土曜着にしていたのです。気づいたときは、時すでに遅し。1軒1軒、お客さまのところに電話をして、謝罪と訂正を行いました。「ミスは誰でもやってしまうもの。だから気にしないでいいからね」と先輩たちが声を掛け、電話をかけるのを手伝ってくださったときは、情けないやら申し訳ないやら。落ち込む私を精神的にも支えてくださり、うれしかったです。
実は、竹虎に入社を決めたのも、こうした頼れる女性の先輩たちが多かったからです。仕事もプライベートもバランス良く充実させながら働き続けたいと考えている私にとって、育児休暇や時短勤務が制度としてあるだけでなく、受け入れる環境も整っていることは大きな魅力でした。実際、結婚や出産しても、戻ってくる社員の方は多く、女性にとって働きやすい会社であることを実感しています。
まだまだ先輩たちに教えを請うことの多い日々ですが、企画本部で働いた経験と知識を生かした仕事を一任され、目下、懸命に取り組んでいます。それは、競合品をベンチマークした資料作成です。たとえば、当社の商品がオーバースペックではないか? それを判断するため、競合品のさまざまな点を比較して見直し検討します。そのための資料づくりを任されています。
私が作成する資料を使って会議が行われ、製品改良につながるだけに、責任は重大です。しかし、部として大きな柱となる仕事に関わらせていただけることにやりがいも感じています。企画本部でものづくりの大変さを知っているからこそ、どこをどのようにすればコストダウンできるのか、より良い商品になるのかを考えながら、資料づくりに注力しています。
まずは、現在取り組んでいるベンチマークの仕事をより精度の高いものにし、営業の方に役立つ資料をつくること。それがメディカル事業部の売上アップにつながると思っています。入社3年目とはいえ、現部署ではまだまだ新米。周りの方々にいつも支えていただくばかりなので、早く私も支えられるように、少しずつ確実にできることを増やしていきたいと思います。